「世界一周クルーズの一人旅って実際どうなの?」
「一人で3か月もクルーズに乗るのって寂しくないかな…」
「世界一周クルーズで一人って浮かないか心配…」
世界一周クルーズに憧れつつも、「一人旅」で参加するとなると、ちょっとハードルを感じる人も多いでしょう。
特に大学生や20〜30代の若い世代だと、「年配の人ばかりじゃないか?」「友達がいないと楽しめないのでは?」と不安になりますよね。
でも、実は一人参加だからこそ得られる出会いや学びがあり、それが人生のターニングポイントになることもあるんです。僕自身も、30代のときに一人で世界一周クルーズに参加しましたが、想像以上に濃密な3カ月を過ごすことができました。
結論から言えば、「一人旅の世界一周クルーズは、むしろアリ」。安心して参加できる仕組みがあり、旅先で自然と人とつながる工夫も充実しています。
この記事では、ピースボートのような若者に人気のクルーズを例に、一人参加の実情や魅力、楽しみ方のコツについて、世界一周クルーズ経験者の筆者が詳しく解説していきます。
「いつか行きたい」は、気づかないうちに「一生行けない」に変わってしまう。
「世界一周って、いいな」「いつか行けたら最高だな」多くの人がそう思った経験を持っているでしょう。
でも、実際にそれを実現する人はほんの一握り。なぜなら、多くの人が「やりたい」と思ったまま、何も行動を起こさずに年月だけが過ぎていくからです。
「お金がない」「時間がない」「今はタイミングじゃない」
理由を並べることは簡単です。でも、その間にも人生は静かに進んでいきます。何もしないまま時間が過ぎれば、“できなかった夢”が未来の後悔に変わる日が来ます。
私もかつてはその一人でした。
しかし、「死ぬまでにやりたいことリスト100」に“世界一周”と書いた時に、このままじゃ一生行けないと思い、本気で考え始めました。どうすれば行けるのか。どうすれば時間とお金を捻出できるのか。
最終的にピースボートで世界一周クルーズに乗るという夢を現実にすることができました。
もちろん、その道のりは簡単ではありませんでした。仕事がある、時間がない、貯金も不安。
でも、やると決めたら不思議と歯車がかみ合い、世界一周が叶いました。あの時、決断できたことは、人生の大きな分岐点だったと感じています。
世界中の街を歩き、異なる文化に触れ、美しい景色を目に焼き付ける——それは、想像を超える体験でした。何より、「やりたかったことを叶えた」という自信が、人生そのものに厚みをもたらしてくれました。
これを読んでいる方も「今は無理」と思っている人がほとんどでしょう。けれど、“いつか”は、自分から取りに行かなければやってきません。できない理由を並べ続けていても、夢は近づいてきません。気づいた時には手遅れでもう手に入らなくなっています。
逆に、やると決めて動き出せば、不思議と方法は見つかっていきます。最初の一歩は、思っているより小さくていいのです。
まずは資料を見て具体的なイメージを膨らましてください。どんな寄港地があるのか、どんなスケジュールなのか。費用の目安や、必要な準備は何か。
どのクルーズがいいかわからない人はまずは最安値で行けるピースボートの資料請求をしてみましょう。
情報を知るだけでも、あなたの中で「夢」だった世界一周が、ぐっと現実に近づきます。そして、その一歩が未来を動かします。
行かない理由を探すのは、もう終わりにしませんか。「どうすれば行けるか?」に意識を向けてみてください。今、この瞬間の小さな行動が、未来の自分に感謝される最初の一歩になります。
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一人で世界一周クルーズって現実的?
「世界一周クルーズって、やっぱり家族やカップルで参加するものでしょ?」
そんなイメージを持っている人は少なくないと思います。特に世界一周クルーズ一人旅となると、「浮くんじゃないか」「料金が割高になるのでは?」という不安もあるはずです。
ですが、結論から言えば、一人参加の世界一周クルーズは十分に“現実的”な選択肢です。特に「ピースボート」のように一人参加OKなクルーズなら、費用面も含め安心して参加しやすい仕組みになっています。
若者の一人旅でも参加できる世界一周クルーズはある?
一般的な世界一周クルーズは、リタイア世代や夫婦での参加者を想定していることが多く、「一人参加」に優しくない構造になっています。
たとえば多くのクルーズ船は2人部屋が前提。そのため、一人で参加する場合、1部屋をまるごと使うことになり、実質2人分の料金を支払わなければならないことが少なくありません。
でも諦めるのはまだ早いです。一人参加もできるクルーズもあるからです。
一番に候補にあがるピースボートは、1人参加の仕組みがしっかり整っているのが特徴です。
他の参加者と相部屋になる「フレンドリータイプ」や「セミシングルタイプ」などが用意されており、1人でも1人分の料金で参加できます。実際、僕もこの相部屋制度を利用し、100万円台で世界一周することができました。
このようにコストの面で一人参加のハードルが下がっている上、若い世代の参加も増えているため、「若者の一人旅=特別」ではなくなってきています。
休学中の学生や、仕事を辞めて次のキャリアを考えたい人、フリーランスや在宅ワークで時間の融通が効く人など、背景はさまざま。一人での参加は、もはや“マイノリティ”ではありません。
ピースボートは若年層の一人旅に向いている理由
ピースボートが若年層の一人旅にフィットする理由は、何と言ってもその柔軟さと多様性への理解にあります。
まず料金面。100万円台から参加できるだけでなく、「29歳以下割引」「ボランティアスタッフ制度」「早割」などの制度をうまく使えば、さらに費用を抑えることが可能です。
若者でも「貯金+アルバイト」「退職金の一部」などで現実的に参加しやすくなります。
加えて、船内には年齢や職業、価値観が異なる人が多く乗船していて、多様なイベントやプログラムが毎日実施されています。
僕が参加したときも、語学講座や社会問題をテーマにした講義、アート系のワークショップなど、本当に種類豊富で、退屈する暇がありませんでした。こうしたプログラムがあることで、共通の関心ごとを通じて自然と友人もできていきます。
そして何より大きかったのは、「一人参加が前提」という空気感。
一人で来ている人同士の距離が近く、お互いに話しかけやすい雰囲気が船内にはあります。僕も、食事のときやイベントの合間に声をかけられたり、逆にこちらから話しかけたりして、数日後には気軽に話せる仲間ができていました。
世界一周クルーズに一人で参加する人はどれくらいいる?
「本当に一人で参加して大丈夫?」と感じる人も多いと思いますが、例えばピースボートだと全体の約4割が一人参加というデータもあるほど。
僕の乗ったクルーズでも、体感としては3人に1人以上が単独参加だった印象です。しかも、その多くが20〜40代の“人生の節目”にいるような人たちでした。
たとえば、仕事を辞めたばかりの会社員、大学を休学している学生、あるいは転職活動中の人など、それぞれが“自分と向き合う時間”としてクルーズを選んでいました。僕自身も転職活動の前に「一回リセットしたい」と思い、30代で参加。結果的にこの経験が、次のキャリアに大きな影響を与えました。
また、ピースボートの相部屋制度があることで、「誰とも話せず孤独だった」という声はほとんど聞きません。
むしろ、「一人で来たからこそ、人とつながるきっかけが増えた」「一人参加でも十分楽しめた」という声も多いです。僕も相部屋で知り合った同年代の参加者とは、今でも連絡を取り合うほど仲良くなりました。
「一人で世界一周なんて無理かも」と思っていた気持ちが、乗船して数日で「一人で来てよかった」に変わる。この変化は、ピースボートならではの空気感のおかげかもしれません。
世界一周クルーズひとり旅のメリット3つ
一人旅で世界一周クルーズに出ると聞くと、つい「寂しそう」とか「退屈するんじゃ?」と不安を感じる人も多いはず。
でも、実際に参加してみると「むしろ一人で来てよかった」と思えるメリットがたくさんあるんです。ここでは、僕自身が実感した“一人旅ならではの良さ”を3つご紹介します。
世界一周クルーズひとり旅のメリット①自分のペースで旅ができる自由さ
一人旅最大の魅力は、何といっても「誰にも合わせなくていい」こと。船内でどのプログラムに参加するか、どこで食事をとるか、寄港地でどう過ごすか——すべて自分次第で決められる自由さがあります。
たとえば、僕は朝の静かなデッキでコーヒーを飲みながら本を読む時間が好きでした。友人と一緒だと、つい会話中心になってしまうけれど、一人なら“今の自分がしたいこと”に素直になれます。
寄港地でも「今日は観光したい」「今日は船でのんびりしたい」と自分の体調や気分にあわせて予定を立てられるのは、かなり快適。誰かに気を使わなくていいので、旅の疲れが溜まりにくいのも一人旅のいいところだと思います。
世界一周クルーズひとり旅のメリット②人との出会いが自然に生まれる環境
「一人旅って、孤独なんじゃ?」と思われがちですが、ピースボートのようなクルーズではその心配はほぼ無用です。というのも、船内では日々さまざまなイベントやワークショップが行われていて、自然と誰かと話すきっかけがあるんです。
たとえば、僕は最初に参加した自己紹介イベントで同年代の参加者と仲良くなり、そこから他のプログラムにも誘ってもらうようになりました。共通の話題がある人と出会いやすい環境が整っているので、むしろ「人とつながるきっかけが多すぎて困る」と感じるくらいでした。
何よりありがたかったのは、「一人で来た」ことが共通項になること。最初からグループで来ている人よりも、一人参加同士の方が気軽に声をかけあえるので、人見知りの人でも自然に友達ができる雰囲気があります。
世界一周クルーズひとり旅のメリット③自分と向き合える“人生の整理時間”
クルーズ中は、移動のためのストレスや騒がしさがなく、海を見ながらゆっくりと時間が流れます。そんな環境だからこそ、自分と向き合う時間がたっぷり取れるんです。
僕自身も、社会人として働き詰めだった頃、立ち止まることが怖くて、忙しさでごまかしていた部分がありました。でも、クルーズに出てからは、毎日海を眺めながら、「これからの人生、どうしていきたいんだろう」と考えるようになりました。
本を読んだり、ノートに気持ちを書き出したり、他の参加者と語り合ったりする中で、頭の中がどんどん整理されていった感覚があります。
一人旅は、単なる“ひとり時間”じゃなく、“自分の軸を取り戻す旅”になりました。これはやはりひとり旅だったからだと感じています。
世界一周クルーズ一人旅の不安とその対処法
「一人で世界一周クルーズに行くなんて大丈夫かな?」という不安、すごくよくわかります。
僕自身も出発前は、寂しさやトラブルへの心配が頭をよぎりました。でも実際に体験してみると、その不安の多くは“準備と心構え”で十分乗り越えられるものばかりでした。
ここでは、僕が感じた主な不安と、その解決法をお伝えします。
世界一周クルーズひとり旅の不安と対処法①寂しさを感じたときは?
クルーズの序盤、とくに乗船直後の数日は「誰ともまだ仲良くなれていない」という孤独感に襲われがちです。周りの人が楽しそうに話していると、つい自分だけ取り残されたような気持ちになることも。でも、それは“最初だけ”のことでした。
僕の場合は、毎日行われるイベントやワークショップに積極的に顔を出すようにしました。語学講座やダンス、映画上映など、興味のあるものに参加してみると、自然と会話のきっかけが生まれます。会話ができた相手とは、そのあと食事に行ったり、寄港地を一緒に回ったりする仲になりました。
もし話しかけるのが苦手なタイプでも、スタッフ主催の“ひとり参加者交流会”のような企画もあります。最初の一歩さえ踏み出せれば、寂しさは案外すぐに薄れていきますよ。
世界一周クルーズひとり旅の不安と対処法②相部屋トラブルはある?
費用を抑えるために多くの人が選ぶのが、相部屋タイプ。僕も相部屋で参加しましたが、やっぱり最初は「どんな人と一緒になるのか」「気が合わなかったらどうしよう」と不安でした。
でも、ピースボートでは相部屋のマッチングに年齢や希望をある程度考慮してくれるので、実際には大きなトラブルはあまり聞きません。僕の場合は、年齢も近く、生活リズムも似ている相手と組まれたため、ストレスなく過ごすことができました。
とはいえ、お互いに気を使いすぎて疲れてしまうこともあるので、「お互いに静かに過ごしたいときは声をかけない」など、最初に簡単なルールを共有しておくと、かなり過ごしやすくなります。
どうしても相性が合わない場合は、スタッフに相談すれば部屋替えを検討してくれることもあります。無理せず、自分に合ったスタイルを大事にしていいんです。
世界一周クルーズひとり旅の不安と対処法③船酔いや体調不良が心配
「船の揺れってどうなの?」と不安に思う人もいるでしょう。
実際、僕も数日少し気分が悪くなった日があります。特に揺れが強いエリアでは、船酔いが出やすくなるため、酔い止め薬はマストアイテムです。
ポイントは、“具合が悪くなる前に飲んでおく”こと。症状が出てからでは効きにくいので、海域によっては前日の夜や朝のうちに服用しておくと安心です。また、船内の医務室では簡単な薬の相談もできるので、体調面の不安もある程度カバーできます。
食事もビュッフェ形式で自分の体調に合わせて選べるし、寝具や空調も整っているので、睡眠の質を確保することも大切。無理せず、ペースをつかむまでは自分を甘やかして過ごしてみてください。
世界一周クルーズの一人参加を楽しむために気をつけたい工夫
一人旅での世界一周クルーズは自由度が高く魅力的ですが、ちょっとした工夫でその快適さや楽しさはさらに広がります。
ここでは、実際に参加して気づいた「これは準備しておくと良かった」と感じたポイントや、旅をより良くするための小さなコツを紹介します。
世界一周クルーズひとり旅の工夫①荷物・持ち物
長期間の旅では、荷物の中身がそのまま“旅の快適度”に直結します。特に一人参加の場合、体調を崩したときに誰かに頼るのが難しい場面もあるため、体調管理アイテムは必須です。
酔い止め、胃腸薬、風邪薬、頭痛薬はもちろん、ビタミン剤やうがい薬などもあると安心。僕は船内での冷房にやられて喉を痛めたので、のど飴が地味に重宝しました。
また、旅中はちょっとした“食べ慣れたもの”が心の支えになることもあります。インスタント味噌汁やお気に入りのスナック、ティーバッグなどを持参しておくと、気分転換になります。
食事は基本的に用意されていますが、どうしても気分が乗らない日や軽く済ませたい時もあるので、備えておくと安心です。(但しクルーズ船での食べ物持ち込みの規制がある場合もあるので確認した上で持参しましょう)
さらに、自分のペースを守るための“グッズ”も重要。
僕の場合は、耳栓・アイマスク・ノイズキャンセリングイヤホンが必須でした。相部屋での生活や、共有スペースでのリラックスタイムに役立つアイテムです。自分の空間を守れるアイテムがあると、精神的にも安定しやすくなります。
世界一周クルーズひとり旅の工夫③最初の3日間がカギ!交流のきっかけ作り
乗船して最初の数日間が、その後の旅の“空気感”を決めるといっても過言ではありません。特に一人参加の場合、ここで「話せる人」ができるかどうかが、旅の充実度に影響してきます。
僕が意識していたのは、とにかく最初の3日間は“顔を出す”こと。
食堂で同じテーブルに座ってみる、イベントに一つでも参加してみる、部屋の相方と軽く話してみる——最初の一歩を自分から踏み出すことで、その後がぐっと楽になります。
ピースボートでは“ひとり参加者の集まり”や“新人交流イベント”なども開催されるので、気になるイベントがあれば気軽に参加してみるのがおすすめです。僕も最初の語学講座で出会った人たちと、そのまま旅の仲間になりました。
一人だからこそ、自分で「つながるチャンス」を作ることが大切なんです。
世界一周クルーズひとり旅の工夫④自分の居場所と生活リズムを見つける
長いクルーズ生活では、日々の過ごし方がとても重要になります。自由時間が多いぶん、自分なりの“生活パターン”を早めに確立すると、心地よく毎日を過ごせます。
僕の場合、朝はデッキで軽く運動→朝食→午前中は講座やプログラム参加→午後は自由に読書や昼寝→夜は映画や飲み会、というリズムが自然とできていきました。何も予定がない日は、あえて何もしないと決めてのんびり過ごすのもアリです。
また、「ここに来ると落ち着く」というお気に入りの場所を見つけるのもおすすめ。僕は毎日同じベンチで海を見ながら日記を書くのが習慣になっていました。そういう“自分だけの時間と場所”があると、一人旅の豊かさをより感じられると思います。
世界一周クルーズに実際に一人で参加した失敗談
一人旅の世界一周クルーズは刺激的で学びの多い時間でしたが、当然ながら“うまくいかなかったこと”もいくつかあります。
ここでは、僕自身が実際に体験した3つのちょっとした失敗談をご紹介します。
世界一周クルーズひとり旅失敗談①一人行動して危うく船に乗り遅れかけた
ある中東の寄港地で、一人で街歩きに出かけたときのことです。自由時間がたっぷりあったので、「せっかくだし自分のペースで歩いてみよう」と思い、ガイドもつけずに気ままに散策していました。
古い市場やモスク、地元のカフェなどを巡るうちにすっかり時間を忘れてしまい、気づけば船の出航まであと1時間。しかも、Googleマップの通信も不安定で道に迷い、港までの戻り方がわからなくなってしまったんです。
冷や汗をかきながら地元の人に聞いてタクシーを捕まえ、なんとかギリギリで帰船。本気で「置いて行かれるかも…」と焦りました。これは一人旅ならではの“油断”だったと思います。
寄港地での一人行動は楽しい反面、時間管理はすべて自己責任。船が待ってくれることは基本的にないので、どんなに余裕がある日でも、帰港は出航の2時間前が目安です。
特に初めての土地では、地図アプリや現地の交通事情が思い通りにいかないこともあるので、早めの行動が鉄則です。
世界一周クルーズひとり旅失敗談②船内Wi-Fiを過信しすぎて仕事が詰んだ
「Wi-Fiもあるし、クルーズ中も最低限の仕事はできるだろう」——そんな軽い気持ちで、ノートPCを持ち込んだのが甘かったです。
ピースボートにはWi-Fiがありますが、速度や安定性はかなり限定的。特に海上での航行中は、通信状況が悪化することもしばしばです。
僕はメールの送受信や資料の共有くらいは余裕だろうと思っていたのですが、PDFの添付ファイルを送るだけでも何度も失敗。Zoom会議なんて、もちろん不可能でした。
最終的には「ネットが必要なことは寄港地でやる」と割り切り、カフェやホテルのWi-Fiを活用する方針にシフトしました。観光地では比較的高速なWi-Fiがある場所も多く、寄港地に着いた瞬間に溜まった仕事を一気に処理する、というスタイルでなんとか乗り切れました。
今後、もし仕事を持ち込みたい人がいたら、「クルーズ船内で仕事を完結させる」のはあまり現実的ではないと思っておいた方がいいです。むしろ“オフライン時間”をうまく使って資料を作り、寄港地で一気に通信するのが効率的です。
世界一周クルーズひとり旅失敗談③油断して風邪をひいた
一人旅で自由に過ごせるのは大きな魅力ですが、「誰も注意してくれない」ことが逆にデメリットになる場面もあります。
僕はある夜、デッキで夜風にあたりながら星空を眺めていたのですが、気づけば転寝して1時間以上寒空の下に。誰も「そろそろ部屋に戻ったら?」なんて言ってくれません。
翌朝、完全に喉をやられて熱っぽくなり、数日間はイベントも寄港地観光もキャンセルする羽目に…。これがグループ旅行なら、誰かが気づいてくれたかもしれませんが、一人旅では体調管理もすべて自分次第。
旅を満喫するためにも、睡眠・栄養・防寒対策はしっかりと。気温差が激しい海上では、特に油断禁物です。
一人旅での世界一周クルーズに向いている人とは?
一人で世界一周クルーズに参加するのは、誰にでもできること。
でも実際に「楽しめるかどうか」は、その人の性格や目的によって大きく変わってきます。
ここでは、実際に乗船して感じた「こういう人は一人旅のクルーズに向いている」と思ったタイプを紹介していきます。もし自分に当てはまるものがあれば、きっとクルーズの一人旅も合っているはずです。
世界一周クルーズひとり旅に向いてる人①世界を自分の目で見たいと思っている人
ニュースやネットでは日々、世界中の出来事が流れてきます。でも、やっぱり“自分の目で見て、自分の足で立つ”という体験には、特別な重みがあります。
僕も世界一周クルーズで、アジアやヨーロッパはもちろん、南米など自分で旅行したらなかなか行けない国々にもたくさん行くことができたのは本当によかったです。
「もっと広い世界を知りたい」「価値観を揺さぶられる体験をしてみたい」そんな思いがある人には、世界一周クルーズはうってつけ。
特に一人旅なら、その感動や学びがより“自分ごと”として深く刻まれるはずです。
世界一周クルーズひとり旅に向いてる人②人との出会いも自分時間も楽しみたい人
一人旅クルーズは、言ってみれば“交流と自分時間のハイブリッド”です。
船内では毎日何かしらのイベントや交流のチャンスがあるので、人と話したいときには困りません。でも逆に、「今日は誰とも話さずにのんびり過ごしたい」という日も作れます。
実際、僕もときどき“デジタル断ち”をして、スマホもSNSも見ずに1日過ごすことがありました。そんな日は、海を眺めながら日記を書いたり、本を読んだり、自分と向き合う時間に使います。
こういう過ごし方ができるのは、一人旅ならではの強み。誰かと一緒だと気を使ってしまうタイプの人や、“交流”も“静寂”もどちらも欲しいという人にとって、クルーズの一人旅は理想的なバランスだと思います。
世界一周クルーズひとり旅に向いてる人③次の一歩を考える余白がほしい人
僕がまさにそうだったのですが、「一回立ち止まって、これからの人生を見つめ直したい」という人には、世界一周クルーズほど良い環境はないと思います。
日常を離れ、3カ月という長い時間の中で、自分のことを俯瞰して見られるようになる。スマホやSNSからも適度に距離が取れ、静かな環境で考え事ができる。これは、ただの旅行では得がたい“余白”です。
船内には同じように「今、立ち止まっている人」がたくさんいます。
転職活動前の人、退職したばかりの人、大学を休学中の人…。だからこそ、お互いに自然と本音の会話ができる雰囲気もあって、そういう出会いが何よりの財産になることもあります。
「なんとなく今のままでいいのか迷っている」「何かを変えたいけれど、焦っても仕方ない」そんな気持ちを抱えている人にこそ、一人旅のクルーズは大きなヒントをくれるはずです。
まとめ:世界一周クルーズは一人旅でも大いにアリ!
「世界一周クルーズは、誰かと一緒じゃないと楽しめない」——そう思っていた自分に、今なら「むしろ一人で行ってよかったよ」と伝えたいです。
自由に動けて、自分のペースで旅を味わえて、人との出会いも自然に広がっていく。それが、一人旅での世界一周クルーズの魅力でした。
もちろん、不安やちょっとしたトラブルはあります。でもそれも含めて、「全部、自分の旅になる」という感覚が、一人旅ならではの価値だと思います。
僕自身、この旅を通して“自分と向き合う時間”ができたことで、人生の方向性を見つけ直すことができました。
特に、ピースボートのような相部屋制度があるクルーズなら、一人でも参加しやすく、費用的にも現実的。若者の一人参加も多く、気づけば「一人で来てる人」の方が多いんじゃ?と感じる場面もあるほどです。
これからクルーズを考えている人の中で、「一人で行って大丈夫かな?」と迷っている人がいたら、声を大にして伝えたいです。
大丈夫、むしろ一人で行った方が、旅はもっと深くなるかもしれません。
一歩踏み出す勇気さえあれば、そこには想像を超える世界と、自分自身の新しい可能性が待っています。

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