ピースボートでのお風呂事情は?浴室設備と持参すべきアイテムリスト

ピースボートでのお風呂事情は?浴室設備と持参すべきアイテムリスト

「ピースボートのお風呂ってどうなってるの?」
「ピースボートにはシャワーしかない?湯船には入れないのかな…」
「シャワーだけの生活って、ちょっと不安かも…」

ピースボートでの世界一周クルーズを検討している人の中には、こうしたお風呂に関する不安や疑問を持つ方も多いでしょう。特に3か月近く船の上で生活するとなると、毎日の入浴が快適にできるのかは重要なポイントですよね。

結論から言えば、ピースボートでは、すべての客室に専用シャワーが備わっており、一部の上級キャビンにはバスタブ付き浴室もあります。

ただし、大浴場については、以前のオーシャンドリーム号にはあった有料の大浴場“世界湯”は、現在の船「パシフィックワールド号」には設置されていません。

とはいえ、お風呂が恋しくなった時に嬉しいのが、洋上サウナや温水ジャグジーの存在。海を眺めながら温まれるスペースとして人気で、シャワーだけでは物足りないと感じる方も、これらの設備でしっかりリラックスしています。

この記事では、ピースボートの浴室設備の最新情報から、入浴まわりで快適に過ごすための準備グッズや過ごし方のコツまで、世界一周クルーズ経験者の筆者が詳しく解説していきます。

「いつか行きたい」は、気づかないうちに「一生行けない」に変わってしまう。

「世界一周って、いいな」「いつか行けたら最高だな」多くの人がそう思った経験を持っているでしょう。

でも、実際にそれを実現する人はほんの一握り。なぜなら、多くの人が「やりたい」と思ったまま、何も行動を起こさずに年月だけが過ぎていくからです。

「お金がない」「時間がない」「今はタイミングじゃない」

理由を並べることは簡単です。でも、その間にも人生は静かに進んでいきます。何もしないまま時間が過ぎれば、“できなかった夢”が未来の後悔に変わる日が来ます。

私もかつてはその一人でした。

しかし、「死ぬまでにやりたいことリスト100」に“世界一周”と書いた時に、このままじゃ一生行けないと思い、本気で考え始めました。どうすれば行けるのか。どうすれば時間とお金を捻出できるのか。

最終的にピースボートで世界一周クルーズに乗るという夢を現実にすることができました。

もちろん、その道のりは簡単ではありませんでした。仕事がある、時間がない、貯金も不安。

でも、やると決めたら不思議と歯車がかみ合い、世界一周が叶いました。あの時、決断できたことは、人生の大きな分岐点だったと感じています。

世界中の街を歩き、異なる文化に触れ、美しい景色を目に焼き付ける——それは、想像を超える体験でした。何より、「やりたかったことを叶えた」という自信が、人生そのものに厚みをもたらしてくれました。

これを読んでいる方も「今は無理」と思っている人がほとんどでしょう。けれど、“いつか”は、自分から取りに行かなければやってきません。できない理由を並べ続けていても、夢は近づいてきません。気づいた時には手遅れでもう手に入らなくなっています。

逆に、やると決めて動き出せば、不思議と方法は見つかっていきます。最初の一歩は、思っているより小さくていいのです。

まずは資料を見て具体的なイメージを膨らましてください。どんな寄港地があるのか、どんなスケジュールなのか。費用の目安や、必要な準備は何か。

どのクルーズがいいかわからない人はまずは最安値で行けるピースボートの資料請求をしてみましょう。

情報を知るだけでも、あなたの中で「夢」だった世界一周が、ぐっと現実に近づきます。そして、その一歩が未来を動かします。

行かない理由を探すのは、もう終わりにしませんか。「どうすれば行けるか?」に意識を向けてみてください。今、この瞬間の小さな行動が、未来の自分に感謝される最初の一歩になります。

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目次

ピースボートのお風呂設備はどうなっている?

長期間の船旅では「お風呂事情」はとても気になるポイント。

ピースボートには各客室にシャワーが完備されており、上級キャビンではバスタブ付きの浴室も利用できます。以前のように大浴場はないものの、設備を知っておくことで、より快適な船上生活が叶います。

ピースボートの各部屋のお風呂設備は?

ピースボートの客室には、すべて専用のシャワールームが備えられています。スペースはホテルのユニットバスより少しコンパクトですが、使い勝手は悪くありません。

お湯は24時間使え、温度調整もしやすいので、好きなタイミングでシャワーを浴びられます。

シャワー室には基本的なアメニティ(タオル、せっけん、シャンプー、ドライヤー)が用意されています。

ただ、配布されるシャンプーはシンプルなタイプのため、髪質にこだわる人や普段愛用しているブランドがある人は、自分のシャンプーを持参しているケースが多いです。長期の船旅なので、普段使い慣れたもののほうが安心という声もよく聞きます。

水圧は概ね問題ありませんが、時間帯や居室の場所によっては少し弱く感じる日もあります。慣れれば特に困らないレベルですが、「そういう日もある」と知っておくと気持ち的に楽になります。

ピースボートに湯舟(バスタブ)はある?

はい、バスタブ付きの部屋もあります。バスタブでの入浴が欠かせないという人にとって、バスタブ付き浴室は大きな魅力です。

ジュニアスイート以上のクラスでは、ホテルのような広めの浴室が備わっており、湯船に浸かって疲れを癒すことができます。寄港地での観光で歩き疲れた日や、長い洋上移動の合間に、湯船でゆっくり温まれるのは心身ともに嬉しい時間になるはずです。

また、バスタブ付きキャビンは浴室全体が広いので、シャワーだけの日でも快適さを感じやすいのが特徴です。特に家族旅行やカップル、ゆったりと過ごしたいシニア世代には人気が高く、乗船経験者からも「バスタブがあると満足度が上がる」という声がよく挙がります。

ただし、こうした上級キャビンは予約数が少なく、料金も他のキャビンより高めです。バスタブを重視する人は、早めに予約するか、キャンペーン情報をチェックしておくと選択肢が広がります。

ピースボートに大浴場はないの?

ピースボートには現在、大浴場はありません。

以前のチャーター船「オーシャンドリーム号」には、有料で入れる大浴場“世界湯”があり、湯船に浸かれる貴重な場所として人気でした。しかし、現行の「パシフィックワールド号」には大浴場の設備がなく、入浴は客室のシャワー、もしくは上級キャビンのバスタブがメインとなります。

とはいえ、乗船者の多くが「大浴場がなくても意外と困らない」と感じています。

その理由の1つは、後で紹介する洋上サウナやジャグジーの存在。海を眺めながらリラックスできるため、湯船がなくても満足している人も多いです。

ピースボートでは湯船に浸かれない?それでも快適に過ごす工夫

「バスタブがないと疲れが取れないかも…」と心配になる方もいるかもしれません。実際、一般キャビンでは湯船に浸かることはできませんが、ピースボートにはその代わりになる設備や習慣が整っています。

ここでは、お風呂好きな人でも満足できる“代替のリラックス法”をご紹介します。

ピースボート風呂の代わり①洋上サウナ

パシフィックワールド号には、本格的な洋上サウナが設置されています。

温度はしっかりと熱く設定されていて、汗をかいたあとの爽快感は格別。しかも、窓からは広大な海が見える絶景仕様になっており、通常のサウナでは味わえない非日常感を楽しむことができます。

サウナは無料で利用できるのも嬉しいポイント。船内のスケジュールにもよりますが、空いている時間を見つけて何度でも利用できます。サウナ好きな人はもちろん、「これまでサウナに行ったことがないけど気になっていた」という人にとっても、絶好のデビュー機会かもしれません。

船内で汗をかくアクティビティや運動のあとにサウナに立ち寄る人も多く、入浴習慣の代わりにサウナを“日課”にする乗船者も少なくありません。

ピースボート風呂の代わり②温水ジャグジー

もうひとつ、湯船の代わりに活躍するのが、温水ジャグジーです。

デッキの一角に設置されており、こちらも海を眺めながらゆったりと浸かれるのが魅力。バスタブとは違いますが、全身をお湯に沈め温めるには十分で、水流によるマッサージ効果も感じられます。

日中は多くの人が集まりますが、朝方や夕方は比較的空いていて、静かに過ごしたい人におすすめの時間帯。とくにサンセットを眺めながらジャグジーに浸かる時間は、まさに“船旅の特権”とも言える贅沢なひとときです。

ただし、男女混合で水着の着用が必要です。タオルの持参や利用時間の確認など、最低限のマナーは忘れずに。事前にルールをチェックしておくと安心です。

ピースボート風呂の代わり③お風呂の代替えリフレッシュ方法

シャワーやジャグジー、サウナだけでなく、毎日のちょっとした工夫でも“お風呂に入った感”は得られます。

たとえば、アロマオイルを使ってのセルフマッサージや、温かいタオルで身体を拭いてから保湿をするだけでも、リラックス効果は十分です。

また、温かい飲み物を飲んだり、軽いストレッチを取り入れたりするだけでも身体がポカポカしてきます。

慣れてくると、バスタブがなくても「思ったより平気」と感じる人がほとんど。リラックスの仕方を見つけるのも、クルーズならではの楽しみのひとつかもしれません。

ピースボートお風呂まわりで持参すべき便利アイテム3選

船内には必要最低限の入浴設備は整っていますが、より快適に過ごすためには“ちょっとした工夫”や“持ち物の工夫”が大切です。

ここでは、実際に多くの乗船者が「持ってきてよかった!」と実感している入浴まわりのアイテムを3つご紹介します。

ピースボートお風呂グッツ①防水バッグ

シャワーを浴びに行くときやジャグジーに出かけるとき、濡れても安心な防水バッグはとても便利です。

中にはタオル、シャンプー、替えの下着などをまとめて入れておくと、移動がスムーズ。特に共用スペースでの移動時には中身が見えないタイプやジッパー付きのバッグが重宝されます。

また、使用後の濡れたタオルや水滴がついた小物もそのまま入れて持ち帰れるので、衛生的にも◎。100円ショップやアウトドア用品店でも手軽に手に入るので、1つは持っておくと安心です。

ピースボートお風呂グッツ②吸盤式フック&S字フック

シャワールームには、基本的なタオル掛けや棚はあるものの、スペースが限られていたり、フックが足りないことがあります。

そこで活躍するのが「吸盤式フック」と「S字フック」。壁や鏡に取り付けて、タオルを掛けたり洗面用具を吊るしたりと、使い方は自由自在です。

また、キャビン内でも服やバッグをかける場所として役立つので、数個持っておくと何かと助かります。繰り返し使える吸盤式のもので、十分な耐荷重があるものを選ぶとよいでしょう。

ピースボートお風呂グッツ③洗面器&物干しハンガー

長期の船旅では、下着やタオルを自分で洗濯するシーンも多くなります。そのときに便利なのが、折りたたみ洗濯バケツや洗面器。

個人的には、入浴時にも使えるし、洗面台での洗濯にも程よいサイズなので、洗面器の方がおすすめです。

シャワーしかないと寒いと感じるときは、洗面器に熱めのお湯を張って足をつけて入浴すると、寒さが少し和らぎます。

加えて、「物干しハンガー」も必携アイテム。折りたたみ式やドアに引っかけられるタイプのものなら、省スペースで干すことが可能です。毎日のように洗濯するわけではなくても、濡れたタオルを一時的に干す場所があるだけでも、快適さが格段に上がります。

ピースボートのシャワー生活で気をつけたい注意点

湯船に浸かる機会が少ないクルーズ中の入浴では、ちょっとした心がけが快適さを左右します。特にシャワー中心の生活が続くと、意外なところで悩みが出てくることも。

ここでは、筆者や他の乗船者の体験をもとに、シャワー生活で気をつけたい3つのポイントを紹介します。

お湯の温度に気を付ける

船のシャワーは温度調整がしやすい設計になっているものの、長時間の使用や混雑時にはぬるく感じることもあります。

特に朝や夜など利用が集中する時間帯は、お湯が一時的に不安定になることも。温度が気になる人は、込み合う時間を避けて利用するようにしましょう。

また、シャワーだけだと体の芯から温まりにくいため、やや熱めのお湯で短時間で効率よく温まるのがコツ。足元からゆっくりお湯をかけると、血行がよくなり、冷えの予防にもなります。

シャワー後すぐに保温する

湯船に浸かる機会がないぶん、体が冷えやすくなる傾向があります。特に風の強いデッキに出る前や、冷房が効いた船内で過ごすときは、入浴直後の保温がとても大切です。

シャワー後は、バスタオルでしっかり水気を拭き取り、すぐに肌着や羽織れる服を着るようにしましょう。保湿クリームを塗って乾燥を防ぐのも◎。冬の航路では特に、入浴後すぐに体を冷やさない工夫をしている人が多いです。

体臭を防ぐために洗い残しのないように

長期の船旅では、シャワーの時間が自分自身のリセットタイムでもあります。

体をしっかり洗ってさっぱりすることはもちろんですが、洗い残しがないように意識することも大切。とくに背中や脇、足元などは汗が溜まりやすく、ニオイの原因にもなりがちです。

時間に追われず、泡立てネットやボディタオルを使って丁寧に洗うだけでも快適さが違ってきます。周囲との距離が近い船内生活だからこそ、清潔感を保つことは自分のためだけでなく、周囲のためでもあるんですよね。

ピースボート部屋選びのポイント:お風呂の視点での部屋選び

ピースボートの客室選びで意外と見落としがちなのが「浴室の違い」です。

シャワーだけで問題ないという人もいれば、湯船でゆっくり疲れを癒やしたいという人も。ここでは、バスタブ付きのキャビンがどのクラスなのか、また費用とのバランスをどう考えるべきかを解説していきます。

ピースボートのバスタブ付きのキャビンはどのクラス?

ピースボートでバスタブ付きの浴室があるのは、主に「ジュニアスイート」以上の上級キャビンに限られます。

具体的には、ジュニアスイート、オーナーズスイート、グランドスイートといったラグジュアリーな客室で、バルコニー付き・広めの間取りが特徴です。

このランクになると、浴室もホテル並みにゆったりしており、トイレとバスルームが分かれている客室も。ゆったりとお湯をためて入浴できる環境は、体力の回復だけでなく、精神的にも落ち着く時間になるはずです。冷え性の人やシニア層、長時間歩く寄港地観光が多い人には特におすすめできます。

ただし、これらの客室は人気が高く、数に限りがあるため、申し込みは早めが鉄則。キャンペーンや早割、リピーター割を活用すれば、割高な印象のある上級キャビンも手が届きやすくなるケースがあります。

ピースボートの部屋選び、快適さと価格のバランスをどう考える?

世界一周クルーズは約100日間。だからこそ、客室選びは旅の満足度に大きく影響します。とはいえ、上級キャビンは数百万円単位で価格が跳ね上がることもあり、「快適さは欲しいけど、予算は限られている…」という声も多く聞かれます。

そこでポイントになるのが「自分にとって何が快適なのか」を見極めること。湯船にこだわりがなければ、スタンダードキャビンやセミシングルでも十分快適に過ごせます。逆に「1日の終わりに必ず湯船に浸かりたい」「人と距離を取りたい」と感じる人にとっては、バスタブ付きの個室はその価値があるでしょう。

実際に筆者も以前は「毎日お風呂に入りたい・・・バスタブが欲しい」と思っていた派でしたが、費用面でシャワーのみの部屋で乗船。結果、サウナやジャグジーを活用することで、バスタブなしでも快適に過ごすことができました。

まとめ:ピースボートのお風呂は思ったほど心配不要

「長期間のクルーズ生活で毎日シャワーだけって大丈夫かな…」そんな不安を持っている方にこそ伝えたいのが、ピースボートの入浴環境は、実は工夫次第で十分に快適に過ごせるということです。

すべての客室にはシャワーが完備されており、基本的なアメニティも用意されています。さらに、バスタブ付きの上級キャビンを選べば、自分だけの贅沢なバスタイムも叶います。また、大浴場はないものの、洋上サウナやジャグジーを活用すれば、日々のリフレッシュに困ることはありません。

加えて、ちょっとした持ち物や使い方の工夫で、入浴時間の満足度はぐっと上がります。実際の体験談でも「思ったより困らなかった」「むしろ自分なりの入浴ルーティンができた」という声が多く、シャワー生活でも充分リラックスできることがわかります。

ピースボートのクルーズは、ただの移動手段ではなく“暮らしながら旅をする”体験です。だからこそ、入浴環境を含めた生活面の準備はとても大切。でも、そのハードルは想像よりもずっと低く、誰でも少しの工夫で快適な毎日を送れるようになっています。

「湯船がないからやめておこう…」と感じていた人も、サウナやジャグジーを試しながら、自分なりの入浴スタイルを見つけるのも船旅の楽しみの一つ。ピースボートでの毎日が、思っていたよりもっと心地よく、もっと充実したものになるかもしれません。

この記事を書いた人

ユウキのアバター ユウキ まるごとクルーズ編集長

メーカー営業として働きながらも「一度きりの人生を後悔なく過ごしたい」と決意し、30代で仕事を辞め、ピースボートクルーズで世界一周を経験。帰国後は再び会社員をする傍ら、旅メディア「まるごとクルーズ」を運営。
海外経験ほぼゼロからの挑戦だったからこそ、初心者でも実践できる準備・不安の対策・船内生活・その後のリアルを等身大で発信。元海外初心者&世界一周クルーズ経験者ならではの情報発信で、読者が失敗せずにクルーズを楽しむための道しるべとなることを目指しています。

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