世界一周クルーズは飽きる?3か月乗船したリアルな感想と飽きない対策7選

世界一周クルーズは飽きえる?

「世界一周クルーズって、途中で飽きることない?」
「100日間も同じ船にいたら暇になりそう…」
「ずっと海の上で退屈しないのか心配」

確かに、世界一周クルーズは非日常な体験である一方、長期間の船旅に不安を感じる人も少なくありません。特に“飽きるかどうか”は、多くの人が気になるポイントでしょう。

実際に私も3か月間、ピースボートで地球を一周しました。正直に言えば、飽きそうになった瞬間もありました。でも、ちょっとした工夫や過ごし方の違いで、船上生活がグッと豊かになるんです。

結論から言えば、世界一周クルーズは飽きることもありますが、それを上回る「発見」と「出会い」があるため、飽きない工夫をすれば十分に楽しめます。

この記事では、実際に乗船した経験をもとに、「どんなときに飽きるのか?」「飽きずに過ごすにはどうすればいいのか?」を具体的にご紹介します。世界一周クルーズに興味はあるけど、飽きるのが不安…という人に向けて、リアルな視点でお届けします。

「いつか行きたい」は、気づかないうちに「一生行けない」に変わってしまう。

「世界一周って、いいな」「いつか行けたら最高だな」多くの人がそう思った経験を持っているでしょう。

でも、実際にそれを実現する人はほんの一握り。なぜなら、多くの人が「やりたい」と思ったまま、何も行動を起こさずに年月だけが過ぎていくからです。

「お金がない」「時間がない」「今はタイミングじゃない」

理由を並べることは簡単です。でも、その間にも人生は静かに進んでいきます。何もしないまま時間が過ぎれば、“できなかった夢”が未来の後悔に変わる日が来ます。

私もかつてはその一人でした。

しかし、「死ぬまでにやりたいことリスト100」に“世界一周”と書いた時に、このままじゃ一生行けないと思い、本気で考え始めました。どうすれば行けるのか。どうすれば時間とお金を捻出できるのか。

最終的にピースボートで世界一周クルーズに乗るという夢を現実にすることができました。

もちろん、その道のりは簡単ではありませんでした。仕事がある、時間がない、貯金も不安。

でも、やると決めたら不思議と歯車がかみ合い、世界一周が叶いました。あの時、決断できたことは、人生の大きな分岐点だったと感じています。

世界中の街を歩き、異なる文化に触れ、美しい景色を目に焼き付ける——それは、想像を超える体験でした。何より、「やりたかったことを叶えた」という自信が、人生そのものに厚みをもたらしてくれました。

これを読んでいる方も「今は無理」と思っている人がほとんどでしょう。けれど、“いつか”は、自分から取りに行かなければやってきません。できない理由を並べ続けていても、夢は近づいてきません。気づいた時には手遅れでもう手に入らなくなっています。

逆に、やると決めて動き出せば、不思議と方法は見つかっていきます。最初の一歩は、思っているより小さくていいのです。

まずは資料を見て具体的なイメージを膨らましてください。どんな寄港地があるのか、どんなスケジュールなのか。費用の目安や、必要な準備は何か。

どのクルーズがいいかわからない人はまずは最安値で行けるピースボートの資料請求をしてみましょう。

情報を知るだけでも、あなたの中で「夢」だった世界一周が、ぐっと現実に近づきます。そして、その一歩が未来を動かします。

行かない理由を探すのは、もう終わりにしませんか。「どうすれば行けるか?」に意識を向けてみてください。今、この瞬間の小さな行動が、未来の自分に感謝される最初の一歩になります。

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目次

世界一周クルーズは飽きる?そう感じるタイミングとは

世界一周クルーズは「一生に一度の贅沢な旅」というイメージが強い一方で、実際に乗船してみると「意外と飽きる瞬間がある」という声もあります。

私自身、ピースボートで約100日間のクルーズに参加した中で、ふとした瞬間に“飽き”を感じたことがありました。ここでは、そうしたタイミングをリアルに紹介していきます。

世界一周クルーズ飽きる理由①毎日が“同じような日々”に感じることがある

船の生活は規則正しく、1日3食の食事、定時のイベントや講座、夕方の夕陽、夜の映画やライブ……というサイクルが続きます。

最初は新鮮だった日々も、10日、20日と過ぎていくと、「今日って何曜日だっけ?」という感覚になってくるんですよね。

朝起きて、食堂に行って、軽く運動して、講義を聞いて……という生活が続くと、どこか“船の中だけの世界”で完結してしまい、同じことの繰り返しに感じてしまうこともありました。

特に仕事をしていた頃のような「締め切り」や「目標」がない生活に慣れてくると、ゆるやかな時間が“退屈”に感じることもあるかもしれません。

世界一周クルーズ飽きる理由②寄港地の観光が“流れ作業”になってくる

世界中の寄港地を巡るのはクルーズの大きな魅力ですが、数が多すぎると「今日はどこだったっけ?」と感じることもあります。

特にヨーロッパなど、似たような都市が続くと「また教会か…」なんて気持ちになったりすることも。

私も途中から、写真を撮るだけで満足してしまい、「旅を味わっている実感」が薄れていった時期がありました。もちろん、どの寄港地にも魅力はありますが、旅慣れてくるほどに“観光のマンネリ”は訪れるのだと思います。

世界一周クルーズ飽きる理由③ごはんの味がマンネリ化

世界一周クルーズの食事は、基本的にビュッフェ形式で、1日3食提供されます。最初のうちは「こんなに食べられるの!?」と感動しますが、やはり数週間もすると「またこのメニューか…」と感じてしまう瞬間があります。

特に長期航海中は食材のバリエーションが限られてきたり、冷凍食材が中心になったりするため、味に変化が乏しくなりがちです。

私もカップ味噌汁やふりかけを持ち込んで、ちょっとした“味変”で気分転換していました。こういった小さな工夫が、飽きにくくするポイントでもあります。

飽きないために!世界一周クルーズを楽しむための7つの工夫

世界一周クルーズに参加するにあたって、多くの人が感じるのが「3か月も同じ船にいて飽きないの?」という不安です。確かに、地上とは違って“動ける範囲”や“できること”が限られるクルーズ生活では、退屈やマンネリを感じる瞬間があっても不思議ではありません。

でも、飽きずに最後まで楽しんでいる人には、ある共通点があります。それは“自分なりの楽しみ方”を見つけていること。私自身、乗船前からいくつか意識していたことが、結果的にクルーズを有意義にしてくれました。

ここではまず、飽きない工夫の中でも特に効果があった7つをご紹介します。

あらかじめ“目的”を持って乗船する&日々の目標を決めて過ごす

正直なところ、世界一周クルーズに乗ったからといって、毎日が刺激的なわけではありません。むしろ、慣れてきた頃にふと「今日は何をしようかな…」と手持ち無沙汰になる瞬間があります。

だからこそ、「なぜこの旅に出るのか?」という“自分なりの目的”を持っておくことが、充実した時間につながるカギなんです。

私の場合は、「次のキャリアを考える時間にしたい」「毎日1つ、自分と向き合うテーマを決めて思考する」といった目的をあらかじめ設定していました。おかげで、ぼーっと時間を過ごすことなく、毎日ちょっとずつ前に進んでいる実感がありました。

実際、船内ではこんな目的を持っている人が多かったです:

  • 毎日日記を書いて、自分の心の動きを記録する
  • 海外の文化に触れるため、各寄港地で現地の人に話しかける
  • 新しい趣味を見つけるチャンスと捉えて、講座に全部出てみる
  • 転職活動の一環として、将来やりたいことの棚卸しをする

そしてもうひとつ大事なのが、“日々の目標”を作ること。これも本当におすすめです。

「毎朝6時に起きてデッキでストレッチをする」「毎日1人、知らない人に話しかける」「船内プログラムを1日1つ以上受ける」など、小さな目標を積み重ねていくことで、時間が有意義に流れます。

目標があると、“やることがない時間”が生まれにくくなるので、飽きにくくなるんですよね。私自身も、途中で「この旅を終える頃には、もう一度自分の人生に納得できるようになっていたい」と目標を立て直したことで、後半の時間がより濃密になったと感じています。

趣味を持ち込む(読書・写真・筋トレなど)

クルーズで飽きない最大のコツは、“自分だけの楽しみ”を持っていること。つまり、暇な時間を「自由時間」として活用できるかどうか、なんですよね。

船内には映画上映や講座、ダンスやヨガなどのアクティビティがたくさんありますが、すべてに参加し続けるのは体力的にも精神的にも大変。そんなとき、気分転換できる趣味があると心の余裕が生まれます。

おすすめは次のような趣味です:

  • 読書:積ん読していた本をじっくり読むチャンス。電子書籍も便利ですが、紙の本をあえて持ち込む人もいました。「海を見ながら読書」って、想像以上に贅沢なんです。
  • 写真:スマホでもいいですが、ミラーレスや一眼カメラを持ってくる人も多かったです。毎日、変化する海の色や空の雰囲気、寄港地の風景など“今日しか撮れない瞬間”がたくさんあります。
  • 筋トレ・ストレッチ:船内にはジムがあります。外を眺めながらランニングする時間は、日常ではなかなか味わえない贅沢でした。身体を動かすことで、リフレッシュにもなりますし、食べすぎ予防にも◎。
  • 手芸やクラフト:編み物や絵日記、スケッチなど、手を動かす作業を持ち込んでいる人もいました。物を作るって、意外と集中できて、時間があっという間に過ぎます。
  • 音楽:楽器を持ち込むことも可能(要確認)。ギターやウクレレを練習している人もいて、夜のデッキで演奏会が始まったこともありました。

私自身はKindleに30冊ほど本を入れて乗船し、数日に1冊ペースで読破していました。ふだんはスマホばかり見ていた自分が、旅の後半では本を読む時間を楽しみにしていたのは大きな変化でした。

またせっかく自由な時間が多いクルーズなので、新しい趣味を始めるのもおすすめですよ。

日記やSNSで記録を残す

クルーズは、毎日が特別なようでいて、気を抜くと「気づいたら1週間が終わっていた…」という時間の流れ方をします。そんな中で、日記やSNSで“旅の記録”を残すことは、自分の体験をかみしめる大切な習慣になります。

たとえば私の場合、毎晩寝る前に「今日のハイライト」「感じたこと」「気づき」をノートに書いていました。たった数行でも、「今日は何があったか」を思い出して言葉にすることで、1日がきちんと“自分の時間”として記憶に残るんですよね。

また、SNSで旅の様子を発信するのもおすすめです。写真を投稿したり、船上からの朝焼けや夕陽の風景をシェアしたりするだけでも、「この景色、今ここにいる自分だけが見ている」と実感できます。

面白かったのは、同じ船に乗っている人同士がSNSでつながって、寄港地で合流する…なんてこともあったこと。発信することで、自分の旅に「他者とのつながり」が生まれるという副産物もありました。

何より、日記やSNSは、帰国後の思い出としても残る財産になります。「ああ、このときこんなこと考えてたな」と読み返せる記録は、想像以上に大きな意味を持ちます。

味変できる食事アイテムを持ち込む

世界一周クルーズに参加した人の間で、密かに“必須アイテム”とされているのが、調味料や食事のアレンジアイテムです。

なぜかというと、船内の食事は基本的にビュッフェスタイルで、毎日3食しっかり提供されるのですが、2〜3週間経つと「味が同じに感じてきた…」という声がチラホラ出始めるからです。料理のクオリティは決して悪くないのですが、どうしても似た味付けや食材が続いてくると、口が“刺激”を求めてしまうんですよね。

そんなときに役立つのが、以下のような持ち込み調味料:

  • インスタント味噌汁
  • お茶漬けの素
  • 醤油、ポン酢、七味
  • スパイスミックス(クレイジーソルトなど)
  • ごはんにふりかけ
  • 小分けの梅干しや佃煮

私のおすすめは、味噌汁のフリーズドライタイプ。これがあるだけで、日本人の心がグッと癒されます(笑)。また、寄港地のスーパーマーケットで現地調味料を買うのも楽しいですよ。韓国の辛味ソースやタイのスイートチリなど、手軽に味変できて飽きを防げます。

味の変化は気分の変化にもつながります。毎日食べるものだからこそ、少しの工夫で“飽き”を大きく防ぐことができるんです。

食料品の持ち込みについては、各クルーズでルールが設けられている場合もあるので、よく確認の上、色々持っていくのがおすすめです。

“非日常”にメリハリをつける工夫をする

世界一周クルーズは非日常の連続のように見えて、実際には“生活”そのものでもあります。だからこそ、旅の途中で「なんだか毎日がぼんやり過ぎていく」と感じてしまうことも。

そんな時は、自分で“メリハリ”をつける工夫が大切です。たとえば、

  • 特別な服装をする日を作る(おしゃれして夕食に行く日など)
  • スペシャルな寄港地では、自分にちょっとしたご褒美を用意する
  • 寄港地の前後は「記録・振り返りDAY」としてまとめの時間をつくる
  • 1週間ごとに“テーマ”を設けて行動する(例:「人に話しかける週」など)

旅が続いていると、どうしても“だらけてくる”こともあります。私も一時期「何もせず寝てばかり」な日が続いたことがありましたが、「今週は寄港地の人に毎回質問をする」と決めたことで、行動にスイッチが入った経験があります。

自分なりの節目をつくることで、日々の過ごし方にリズムが出て、飽きにくくなります。

一人の時間も大切にする

クルーズ中、意外と大事になってくるのが「一人になる時間をどう作るか?」ということです。というのも、世界一周クルーズは“毎日がイベントづくし”のように思われがちですが、実際には生活そのもの。しかも、家族やパートナーとずっと同じ部屋・同じ行動範囲で過ごすとなると、ちょっとした息苦しさを感じる瞬間が出てくることもあります。

特に、同室で過ごす夫婦や親子などは、24時間常に一緒という状況が長く続くと、ちょっとしたことでイライラしたり、気持ちのすれ違いが起きたりしがちです。だからこそ「お互いに一人になれる時間を持つこと」が、船上生活を穏やかに続ける秘訣だと思います。

私のまわりでも、うまくクルーズを楽しんでいたご夫婦は、それぞれ「午前中は別行動にする」「毎日夕方は一人で本を読む時間を作る」といった工夫をしていました。結果として、お互いに“干渉しすぎず、放っておきすぎず”のちょうどよい距離感が保たれていたように思います。

一人の時間は、精神的なリセットの意味でもとても大切です。船のデッキでぼんやり海を眺めたり、ラウンジでコーヒーを飲みながら日記をつけたり、誰にも話しかけられずに自分とだけ向き合う時間。こうした時間をしっかり持つことで、気持ちに余裕ができ、人との関わりにも優しくなれるんですよね。

また、ひとり旅で参加している人にとっても、一人の時間を“寂しい”ではなく“豊か”と感じられるようになることが、旅の後半を楽しめるかどうかの分かれ道になるように思います。

クルーズでは「誰かと一緒にいる時間」と「一人でいる時間」、この両方を自分で心地よくコントロールできることが、飽きずに最後まで過ごせるコツだと感じました。

寄港地では“オリジナルプラン”を作る

クルーズの楽しみのひとつが、世界各国の寄港地での観光です。船はおよそ20~25の港に停泊し、各地で自由に観光を楽しむことができます。ただし、これが連続してくると、次第に“観光のマンネリ化”が起きてくるのも事実です。

そんな時におすすめしたいのが、「自分だけのオリジナルプランを作ってみる」こと。

寄港地ごとに提供されるオプショナルツアーは、安全で効率的ですが、内容が定型的で“流れ作業”になってしまうこともあります。一方で、現地の地図や情報をもとに自分だけのルートを組むと、「その土地を歩いた記憶」がより強く残るんです。

私自身も、リスボンでは「朝からトラムに乗って旧市街を巡る→路地裏カフェで読書→地元スーパーで土産探し→夕暮れは展望台へ」というプランを立ててみました。決して派手ではありませんが、自分のペースで歩いた街の記憶は、今でも鮮明に残っています。

また、オリジナルプランの良さは、現地でのちょっとした偶然の出会いや、想定外のハプニングも“旅の味”になること。ガイドブックには載っていない小さなパン屋を見つけたり、バスで隣に座った現地の人と交流したり——そんな瞬間が旅を一層彩ってくれます。

もちろん、安全面や時間の管理には注意が必要ですが、少しの準備と計画で“自分だけの寄港地体験”を作れるのは、クルーズ旅ならではの楽しみ方だと思います。

「今日はどんな風に歩こうかな?」と自分で考えるだけで、旅のテンションがぐっと上がります。寄港地が多い世界一周クルーズだからこそ、毎回を“特別な1日”に変える工夫を取り入れてみるのがおすすめです。

世界一周クルーズいい口コミ

実際に世界一周クルーズに参加した人たちからは、「飽きるどころか、むしろ毎日が新鮮だった」「人生で一番濃い時間だった」という声が多く聞かれます。ここでは、特に“飽きなかった理由”として多くの人が挙げていた3つのポイントをご紹介します。

世界一周クルーズいい口コミ①船上生活の意外な楽しさに驚いた

まず多かったのが、「船の中でこんなにやることがあると思わなかった」という声です。船内には、毎日多彩なイベントが用意されていることも。語学レッスン、ヨガ、カルチャー講座、映画上映、ライブ演奏など、1日中スケジュールが埋まってしまうほどの充実ぶり。

「正直、もっと退屈だと思ってたけど、気づけば今日はどのイベントに出ようかと楽しみになっていた」という人も多く、特にアクティブに動きたい人には“船の上の暮らし”そのものがエンタメとして機能していたようです。

また、イベントに出なくても、デッキで海を眺めたり、読書をしたり、ジムで汗を流したりと、自由に使える時間がたっぷりあることも好評でした。忙しい日常から離れて“時間のゆとり”を満喫できたという点でも、ポジティブな感想が目立ちました。

世界一周クルーズいい口コミ②船旅をきっかけに新しい趣味や学びに出会えた

次に目立ったのは、「クルーズ中に新しい趣味を見つけた」「興味のなかったことにハマった」という声です。

たとえば、カメラ初心者が寄港地での撮影に夢中になり、帰国後も写真を趣味にするようになったり。手芸講座で初めて編み物を始めて、旅の後も続けているという人もいました。

船の中では、“試してみたいけど日常ではなかなか手が出せなかったこと”にチャレンジできる機会が多く、しかも時間があるからこそ集中できる。こうした環境が、新しい自分に出会うきっかけになっていたようです。

結果として、「日々に目標ができることで、飽きるどころか時間が足りなかった」と話す人もいました。

世界一周クルーズいい口コミ③自分の時間が増えて心と体が整った

最後に、少し意外だったのが「一人で過ごす時間が心地よかった」という口コミです。家族やパートナーと一緒に参加した人も含め、多くの人が「適度に一人の時間を持てたことが心の余裕につながった」と感じていたようです。

特に、「仕事に追われていた日常では考える暇もなかった」「朝の海を見ながらコーヒーを飲む時間が何より贅沢だった」と語る人が多く、物理的な非日常よりも“精神的なゆとり”がこの旅の一番の魅力だったと振り返る声も印象的でした。

また、夫婦や家族と乗船している場合でも、「一緒にいながらも、一人になる時間を意識して作ったことで関係がうまくいった」と話す人も多く、クルーズ生活を通じてお互いの“ちょうど良い距離感”を見つけられたという意見も寄せられていました。

世界一周クルーズ悪い口コミ

どんな旅にも「良い面」と「気になる面」があるように、世界一周クルーズも全員が満足して終えられるわけではありません。ここでは、実際に参加した方々から聞かれた“飽きる”ことにつながったリアルな声を2つ取り上げます。


世界一周クルーズ悪い口コミ①生活空間が狭く夫婦や家族と24時間一緒が大変だった

特に多かったのが、「家族と同室でずっと一緒にいるのが想像以上にストレスだった」という声です。

世界一周クルーズでは、基本的に1つのキャビン(客室)で生活を共にすることになります。ホテルと違って外出して気分転換…ということができない環境の中で、常に相手と一緒にいる状態は、想像以上に精神的な負担になることも。

特に夫婦や親子で参加した人からは、

  • 「ちょっとしたことでイライラしてしまうことが増えた」
  • 「相手の生活音や生活リズムが気になった」
  • 「一人になりたい時に場所が限られていた」

といった声が多く聞かれました。もちろん関係が悪くなるというわけではないのですが、“距離の近さ”が逆に飽きやストレスを生む要因になることはあるようです。

世界一周クルーズ悪い口コミ②ごはんに飽きた

もう一つよく耳にしたのが、「食事のマンネリ化」です。

世界一周クルーズでは、1日3食が基本的にビュッフェスタイルで提供され、種類もボリュームも十分なのですが、数週間も続くと「また同じ味だな…」という感覚になることがあります。

特に洋食ベースのメニューが中心になるため、日本食が恋しくなるという声はかなり多め。冷凍野菜や加工食材が中心になりがちな航海後半では、味の濃さや油っぽさが気になって、食欲が落ちたという人もいました。

「カップ味噌汁やふりかけを持ってきておけばよかった」「寄港地のスーパーで買い物するのが楽しみになっていた」という話も多く、“ちょっとした味の工夫”の有無が、旅の満足度に大きく関わってくるようです。

世界一周クルーズが飽きにくい向いている人の特徴

世界一周クルーズが飽きるかどうかは、「性格」や「旅への向き合い方」によっても大きく変わってきます。実際に3か月間を楽しく乗り切っていた人たちには、ある共通点がありました。

ここでは、飽きずに最後まで楽しめていた人たちの特徴を3つにまとめて紹介します。

世界一周クルーズが飽きにくい人①新しいことを楽しめる人

まず、圧倒的に多かったのが「新しいことを前向きに楽しめる人」。クルーズでは、毎日が異文化や新しい出会いの連続です。船内では講座やイベント、寄港地では初めて訪れる国や街が次々と登場します。

「知らない言語の講座に参加してみた」「寄港地で現地の人に話しかけてみた」など、“ちょっとした冒険心”を持って動ける人は、クルーズ生活をどんどん面白くしていました。

飽きるというより、むしろ「時間が足りない」と感じていたようです。慣れないことにもワクワクしながら飛び込める人は、まさにクルーズ旅に向いているタイプです。

世界一周クルーズが飽きにくい人②自分の時間を大切にしたい人

世界一周クルーズのもうひとつの魅力は、毎日「自分の時間」がたっぷりあることです。だからこそ、“誰かと常に一緒にいなくても大丈夫な人”ほど、旅の自由度が高くなります。

自室で読書をしたり、デッキで海を眺めたり、日記を書いたり——そうした“何もしない時間”を楽しめる人は、長い航海を自分にとって意味のあるものに変えていました。

特に一人参加の人や、夫婦・親子で乗船していた人でも「お互いに一人の時間を意識的に取っていた」という話は多く聞かれました。何をするでもなく、自分だけのリズムで過ごせる人にとっては、この旅は“最高に贅沢な時間”になるでしょう。

世界一周クルーズが飽きにくい人③工夫したり小さな変化を楽しめる人

長旅では、何もかもが目新しいというわけではありません。むしろ、“毎日のちょっとした変化”に気づける人が、飽きることなく旅を楽しめていた印象です。

たとえば、

  • 「今日はあえて別のルートで寄港地を歩いてみた」
  • 「ランチに一工夫して味を変えてみた」
  • 「イベントに出ず、今日は一日だらけてみようと決めた」

など、自分で旅に小さなスパイスを加えるのが上手な人たちでした。

“どんな環境でも楽しむ努力を惜しまない”という姿勢は、クルーズだけでなく人生にも通じるものかもしれません。自分なりの楽しみ方を見つける工夫ができる人ほど、世界一周クルーズに向いていると感じます。

まとめ:世界一周クルーズは飽きる瞬間はあるが工夫次第で最後まで楽しめる

「世界一周クルーズって飽きないの?」——これは、乗船前の自分が一番気にしていたことでした。そして実際に約100日間の船旅を終えてみて言えるのは、「飽きる瞬間は確かにあるけれど、それ以上に楽しめる余白がたくさんある」ということです。

船内生活は、思っている以上にリズムが出てきます。毎日の食事、イベント、自由時間、寄港地観光。その中で「今日はちょっとやる気が出ないな…」「どこか刺激が足りないな…」と感じる日も確かにありました。でも、それを“つまらない”と受け止めるか、“工夫するチャンス”と捉えるかで、旅の体験はまったく変わってきます。

実際、飽きずに楽しんでいた人たちは皆、何かしらの工夫をしていました。目的を持って旅に出たり、趣味を深めたり、新しい挑戦に飛び込んだり。中には“飽きることさえ楽しんでいた”ような人もいて、「今日も何もしなかったけど、それがすごく贅沢だった」と笑っていたのが印象的でした。

そして、誰とも話さず海を眺める時間、人との距離感をうまく取りながら過ごす日常、自分だけの寄港地プランを考えるワクワク感。すべてが「飽き」に対するささやかな、でも大きな解決策だったのだと思います。

世界一周クルーズは、豪華さや非日常だけでなく、“日々をどう過ごすか”というシンプルな問いに向き合える旅でもあります。だからこそ、「楽しむ力」さえあれば、どんな瞬間も価値ある時間に変えられる。

飽きるのが怖い——そう思っていた人ほど、この旅で得るものは大きいかもしれません。私もそうでしたから。

この記事を書いた人

新婚旅行でクルーズに行ってからクルーズにはまってしまいました。これまで50カ国の旅行経験があります。

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